※これはネットの仕組みの技術的な説明です。
世界の全てのネット利用者にはIPアドレスという個別の住所が設定されています。
このIPアドレスは「179.40.103.84」というような数字になっていて、たとえばSNSや動画サイトなどに投稿したりコメントを書く時だけでなく、閲覧する時にもこの数字は記録されています。
日本のサイトだろうと、アメリカのサイトだろうと、この記録は残っています。
この数字を使っている人が誰かは、携帯会社やプロバイダが把握しています。
SNSなどで殺害予告をした人が逮捕されるのは、このIPアドレスの利用者を警察が問い合わせるからです。
ただし、ネット文化は伝統的にコンピュータのプログラマ=俗に言うハッカーが築いたもの。
このハッカーたちは政府や警察や権力者が大嫌いです。
金儲けをする大企業のことも嫌いな人が多い。
だからアクセス記録を残さないようにするツールを、プログラマーたちが開発して配布しています。
ChromeやFirefoxなどのブラウザも、元々はハッカーが開発したものです。
これらのブラウザには、アクセス記録を残さないようにするアドオンが用意されています。
uBlock Origin や、Adblock Plus などが有名なアドオンです。
これらのアドオンをブラウザに入れると、ほとんどのサイトでアクセス記録は残らなくなります。
もちろん合法的なものです。
このブログもアドオンを入れている人がどのページを見ているかの記録は残っていないので安心して見てください。
※だからと言って、SNSなどで違法な書き込みをしたら捕まりますよ。
SNSアカウントを持っていると他の個人情報もアカウントに紐づけされているので、そこから調べることは可能です。
uBlock Origin や、Adblock Plusの開発者は、何の犯罪行為もしていない普通のネット利用者や見ているだけの人のアクセスまで記録して、それを広告に利用して金儲けをしている大企業に対抗するために、これらのツールを開発したのです。
だから広告ブロッカーとして発表されています。
これらの広告ブロッカーを入れられると企業は困るので、あまり大っぴらには知らせたくないから、知らない人がいるのです。
「広告がうざい」などと言っている人は、この仕組みを知らされていないだけなのですよ……。
※これらは善良なネット利用者が合法的にできる対策であって、決して違法行為をおすすめしているわけではありませんのでご了承ください。
※広告ブロッカーをブラウザに入れるか入れないかは100%自己判断でお願いします。