中国都会すぎ

これは深圳です。


中国の二大経済都市は、上海と深圳です。
これを言うと香港の人が嫉妬するのですけど、実際に深圳の方がGDPが上になっているのでしょうがない。


私はどっちに肩入れするつもりも全くないですが、客体的に見て香港よりも深圳の方が今では大都会になっています。


深圳はどんなところ?


そもそも人口や面積が違いすぎます。
香港の人口は約750万人。
深圳市の人口は約1800万人。


そして香港はほとんどが山。人の住める所もビルの建てられる場所も少ない。


ちなみに東京23区の人口は約1000万人。
上海市の人口は約2500万人です。


深圳を含めた広東省の人口は約1億2600万人。
人口は香港の16倍ですが、面積は160倍あります。


広東省だけで日本全体と同じ人口なのですから、1つの省が国みたいなもの。


経済規模も人口に比例して大きくなるのは自然なことでしょう。


広州も合わせた珠江デルタの都市規模は、日本の関東地方よりもはるかに巨大になっています。


深セン


公園も綺麗ですね。緑も多い。


しかし上海が150年前からビルの立ち並ぶ都会だったのに対し、深圳に超高層ビルが建つようになって大都会になったのは、つい最近のこと。


だから全ての建物や公園が新しい。
中国古来の伝統的な建築物などは、ほとんどないと思います。


新しい物が好きな人に向いた街です。


深圳都会すぎ


道路も広くて綺麗。
右側通行なので、対向車線は画像に写っていない左側の方にあります。
それだけ幅が広いということ。


香港の人が地下鉄などで深圳に行った時に感じる違いは、この広々とした土地の使い方だと思います。


(逆に中国の人が香港や東京の家を訪問してびっくりするのは、部屋があまりにも狭すぎることでしょう)


東京の街が電線だらけでごちゃごちゃした旧態依然の昭和時代を引きずっているのに対して、深圳が一から作った全てが新しい都市だというは本当です。


深セン


写真のようなブランド系の店だけでなく、日本系の店も増え続けています。


ローソンなど日本のコンビニは中国の他の都市にもたくさんありますけど、最近は深圳にもローソンが進出してきているようで。


しかも日本のアニメやゲームとコラボしていたり……。


写真には載せていませんが、アニメ系のカフェとかもある。
そのあたりは日本と同じですね。




違うのは、深圳ではみんなスマホ決済で、誰も現金を使っていないこと。


現金を出すと店員のアルバイトの女の子が「そんなの扱ったことがない」という顔をしてびっくりするので、現金は使わない方がいいです(笑)


東京の店でいまだにおじいさんが財布から紙のお札を取り出したり、もたもたと小銭を漁って後ろの人を待たせているのを見ると、日本の方が2段階くらい遅れているように思います。


まあ私も日本ではICカードは使っても、スマホ決済は使わないですけどね。
紙切れに価値があると思っている日本でスマホ決済は不要……。


新しい物が好きな中国人と、古い制度にこだわる日本人との国民性の違いかも。


電気自動車も、深圳ではたくさん走っている。
しかも、バスとタクシーは100%EV化済み!


東京で純粋な電気自動車は何%あるのでしょうか。


ガソリン車が10年後くらいに時代遅れになることは世界的な確定事項でしょう。
石油の出ない日本がガソリンにこだわり続ける理由は……。


(うちには車がないので無関係ですし、温暖化とかにも関心ないですけど)


深圳


自分の住んでいる東京の街の写真を散歩日記に今までたくさん載せてきました。


でも東京より深圳の方がはるかに未来都市ですよ。
嫉妬している場合じゃない。


深圳が最先端の大都市だというのは、伝聞ではなく、日本の偏向報道などにも惑わされていない、自分で判断した率直な感想なのです。


私はどの街が好きとか嫌いとかはありませんし、どちらが良いとか悪いとかでもありません。


何の利害関係もない第三者です。仕事でごくたまに行く程度の者が客観的な視点で書いているだけなので、ご了承ください。


たまにしか行かないからこそ、たまに行くとものすごい進化を感じるのかもしれませんけどね。