田中貴金属純金積立 現物化(引出方法)手数料や価格など


純金積立の売却ではなく「引出し」をやってみました。


その時の経験のメモ書きです。


純金積立には「特定保管」と「消費寄託」があります。


特定保管の場合、積立手数料は金庫代のようなもの。
数字だけよりも、本当に実物があると安心する人に向いています。


預けている純金を実際に手元に引き出すこともできます。


金と円ではもちろん「金」の方が価値が安定しています。
日本円はとても不安定で乱高下しやすい通貨。
(金から見ると、円の価値はこの20年で1/5以下に下落しています)


価値の高い金を売って価値の低い円に交換するのでは何のためにやっていたのかわからないので、途中で売却するという選択肢はあまり意味がないと思います。


(まあ人それぞれですけど。どうしても今すぐ現金が必要な人もいるし……。このブログに書かれているのは個人的な見解ですよ。言うまでもないですが)


でも相場観で売買を決めるような人はだめだろうなぁ。プロでも予測不可能だからヘッジをかけているくらいなのに、今後の相場を素人が予測できると勘違いすること自体が思い上がりでしょう。


積立というのは、相場が上がろうと下がろうとどちらでも関係なく定期的に同じ額を積立てることに意味があるのですから……。


純金積立を引き出すのはとても簡単。田中貴金属の場合だと、クリック1つで出来ます。


郵送料+引出し手数料は消費税込みで2200円でした。高いと思うか安いと思うかは人それぞれですけど、例えば100gの引き出しなら現在の相場だと0.4%くらいの手数料になるので大したことはないです。
これが10gなら約4%になるので、あまり少量だと手数料が割高に感じられるかもしれません。引き出すならまとめての方がいいです。


私はこの他に「バー指定手数料」が必要だと勘違いしていました。
自分で重さの組み合わせを指定しなければ、バー指定手数料は不要のようです。


ゆうパックの「本人限定受取」「特例型」で送られてくる、というのは公式のFAQには書かれていなかったような……。


受け取り方は、到着通知書が来るので、記載されている郵便局へ電話連絡しろ、と日本郵便からの通知書には書かれていますけど、電話でなくてもネット上の再配達受付ページからでも申込みできます。


だけどネットから連絡できることは、通知書には全く書かれていません。
なぜ書かないんだ、日本郵便……。


受取時には、本人確認書類を配達員に見せる必要があります。
まるで銀行口座の郵送での開設時みたいですね。税務署に本人確認を厳格にするように命令されているのでしょうか?


マイナンバーの導入時にも思ったけど、政府はそんなに個人資産を把握したいの??


もしも日本が財政破綻寸前になった時に、銀行預金はいつ没収されるかわかりません。(実際、昭和21年に日本円は預金封鎖された歴史があります)


個人資産に税金をかけるためには、資産額の把握が必要。そのためのマイナンバー制度。


でも手元の純金まで没収するのは不可能でしょう……。


7営業日以内に発送となっていましたが、日本郵便から通知書が来たのが5日後で、受け取ったのは6日後でした。


日本郵便のホームページには「電話番号が分かる場合は電話連絡も行います」と書かれています。電話をかけられても仕事中だと出られないから困ります。でも電話はかかってきませんでした。


ラベルには「セキュリティ」の文字が書かれています。



田中貴金属の純金積立は解約するより引出した方がおすすめ


セキュリティゆうパックというのがあるのですね。書留のバージョンアップ版のような感じ?
配達人が持ち逃げしたり、年賀状のように配達が面倒になって捨てたりしたら賠償してくれるのでしょうか?


封緘シールが貼られていて、誰かが開封すると「開封済」と出るようになっています。


今回引き出したのは100gなので小さいけど、見た目以上に重さがずっしりとあります。



純金積み立てをやめとけと言うのはライバル業者のネガティブキャンペーンだろうな。


こんな感じのがビニールケースに入れられて、さらにスポンジに挟まれてやってきました。


写真だと大きな金の延べ棒のように見えますけど、4cmx2.4cmです。


純金積立などは儲けるためにやるわけではありません。
あくまでも安全資産として、何かの時のための保険としてやるものです。


一万円札はいくらでもジャブジャブ印刷して価値が下がって行くけど、人類に金を印刷することはできません。


金から見れば、元本保証のないのは日本円のような通貨の方です。


円は人間の意図でいくらでも増やして価値を下げることができるし、実際それを実行しているから、長期的に金に対して円の価値が下がり続けています……。




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